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子供向け企画「動くレゴで遊ぼう!」開催報告

 

lego event 1エンジニアお父さんチームに子供たちが挑戦!

6月2日(土)、好評の「動くレゴロボットで遊ぼう」企画を日本NI東京オフィスで行いました。今回の参加者は、日本NIの取引先企業で実際に日頃からNI LabVIEWを使用してくださっている、エンジニアのお父さんたちとその子供たちです。

LEGO@MINDSTORMS@ NXT*」を使って実際に動く自律式ロボットを自由に作り、そのロボットを動かしてロボット相撲で勝敗を競うのですが、今回は子供たちだけでなく、お父さんたちにもロボット作りに参加していただきました。

今回のイベントには、小中学生8人とそのお父様方6人が参加してくれました。

4つの子供チーム、お父さんチームの合計5チームに分かれた後、レゴロボット作りの簡単な説明とロボット相撲のルールが発表され、いよいよ動くロボット作りが始まりました。

 

* LEGO@MINDSTORMS@ NXTとは?

動くロボットづくりに使用する「レゴ マインドストーム」は、NIのLabVIEWをベースにしたグラフィカルなソフトウェアが搭載されておりいて、世界中で2万5,000を越す教育機関で採用されているものです。

 

最初は、説明書を見ながらレゴブロックやモータを組み立て、ロボットの本体部分を作る作業から始まります。

お父さんチームは、説明書を見ながら黙々と着実に組み立てを進め、あっという間に完成。しかし、余裕の表情もそこまでで、ロボット本体の組み立てと同時に「チーム名を決める」という課題で少し悩み始めました。

 

子供チームは、組み立てをしながら次々とチーム名が決まっていきます。
「チーム・ドラゴン」
「チーム・むてき」
「チーム・はるれな」
「チーム・パソコンロボット」

 

結局、お父さんチームは「チーム・お父さん」で落ち着きました。そして、室外に設置されている土俵に本体を持っていき、テストを始めています。そして作戦会議をしてはテストと、どんどんロボット作成を続けていたら、スタッフから注意されてしまいました。

「お父さんチーム、まだプログラムまではやらないでくださいね!」

子供たち以上に夢中になってしまったようでした。

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熱中する子供を優しく見守るお父さん

 

約1時間で全チームがロボット本体部分を完成させました。

 

いよいよ「ロボットの脳」にあたるマイクロプロセッサに、ロボットをどう動かすかの指令を与えるプログラミングをします。ボランティア部員がプログラミングの説明やセンサの使い方を説明するたび、子供たちは歓声を上げます。

 

(子供)「お~っ、すごい。動いた」

(子供)「しゃべらせることもできるんだ!」

(ボランティア部員)「相手にぶつかったら前進して押し出すようにプログラムすることもできるんだよ」

(子供)「すごーい!」

 

プログラミングの方法とセンサの使い方をある程度把握した子供たちからは、次々とアイデアがあふれ出てきました。そのアイデアが各チームの戦略になります。

 

「最初の180度回転を超スピードにして相手をより先に動く先手必勝作戦」
「相手を持ち上げて外に出したいんだけど、それにはモータがもう1つ必要で、今は悩み中」
「攻撃は最大の防御作戦にします!」
「センサで相手を感知してその瞬間に攻撃する」

 

それぞれのチームがそれぞれの作戦のもとで、プログラミングや組み立てを進めていきます。

 

このイベントで使用した「レゴマインドストーム」は、グラフィカルなインタフェースなので、ブロックを画面の左側から画面中央部分にドラッグアンドドロップ するだけで、各ブロックがモータの駆動やメッセージの表示、サウンドの検出、距離の測定といった固有の機能を実行し、子供たちの思い通りの動作を簡単に実 現することができます。プログラミングも難なくこなしていく子供たちの姿に、アドバイス役のお父さんたちは出番すらなくなってきた様子でした。

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本体部分が完成。このあとロボットの
「脳みそ」部分をプログラムしていきます。

 

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動作を確認しながら、子供たち自身の手で
プログラミングが進められます。

 

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自力でプログラミングができるようになると、
アイデアもまたあふれ出ます

 

 

お父さんチームは早々と実機をテストしてみる段階なりましたが、いざ土俵でスイッチをオンにしてみると、マシンはくるくる回って止まらなくなってしまいました。しかし、お父さんたちはまったく慌てず、すぐにプログラムを修正してしまいます。ついには、ダッシュするたびにカッコいいブレーキ音を発するようにするなど、「遊び」の機能までつける余裕を見せ始めました。

 

(お父さん)「もしかしたら仕事の時より真剣にやってるかも(笑)」

 

あるチームでは、敵をセンサで感知したら右に曲がって逃げる作戦を実行するプログラムを作成しましたが、動かしてみると曲がり方が大きすぎるようでした。土俵上で、はみ出し具合をチェックして、プログラムを修正後に再び土俵上でロボットを動かしてみると、見事に土俵内で止まりました。それには、思わず「よ~し!」とガッツポーズをする姿も見られました。

 

土俵の黒色をカラーセンサが感知したら止まり、逆方向に動くようにプログラムしているチームもいれば、ロボットの造形に力を入れているチームもいます。唯一の女の子チームの「はるれな」は、センサが相手を感知したらいったん止まって、敵機に向かって前進するようにプログラムしましたが、いざ動かしてみたら欠陥に気付きました。

 

(子供)「相手がいないと外に出ちゃうね」

(子供)「センサで土俵の外に出ないようにすれば大丈夫じゃない?」

(子供)「うん! それいいね」

 

すぐにセンサを付け直し、プログラムを定義しなおしてテスト。見事プログラムどおりにロボットは動きました。大成功です。アドバイス役の大人達の出番があまりないくらい、子供たちは自力でアイデアを出し、それを自力でプログラムしてしまうのには驚きました。

 

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実際の土俵上で動作を確認し、
動きを微調整していくお父さん

 

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自由な発想でロボット作りを楽しむ子供たち

 

 

そしていよいよ、ロボット相撲大会の始まりです。
各チームが自作のロボットの機能を紹介します。

 

チーム・パソコンロボット: 「前からも後ろからも防御できるように作りました」

チーム・はるれな: 「相手をセンサで感知して、押し出します」

チーム・ドラゴン: 「素早く回転して先手必勝を狙います!」

チーム・むてき: 「ロボットの飾りつけにこだわりました」

チーム・お父さん: 「年齢を反映して、あまり動かないように作りました」(笑)

 

このように、それぞれ、特長あるロボットができ上がりました。

声援と歓声の中、取り組みは次々に進みます。
がっぷり四つに組んだ力相撲となり、お互いが回り込みながらも、力いっぱい押し合い、最後に相手をひっくり返すという大一番もあり、手に汗握る盛り上がりを見せました。

 

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見合って見合って~。いよいよ対戦開始!

 

対戦成績は左の写真のとおり。優勝は「チーム・パソコンロボット」。優勝候補だったお父さんチームはなんと最下位に沈みました。順位発表が終わると、子供たちはそれぞれ、さらにプログラムを改造して、再試合を楽しんでいました。

 

お父さんチームは「1勝でもできてよかったです。ホッとしました」と最下位にもかかわらず楽しそうに話し、ロボット作成中に見られなかった子供たちがプログラミングする姿を見つめていました。

 

記念写真と認定証が渡される授賞式の間も、時間を惜しんでロボットを闘わせる子供の姿に、お父さんたちも笑顔になります。日頃は仕事として開発ツールを使っているお父さんから見ると、子供たちが目を輝かせながら楽しそうにプログラミングをマスターし、ロボットを作り上げる姿に頼もしさを感じたのかもしれません。

 

(お父さん) 「普段はあまり見られないほど、楽しそうに積極的に動く子供にちょっと驚きました。“将来はエンジニアになる”なんて言い出したらいいですね~。」

(お父さん) 「子供たちが自力でプログラムできてしまうほど、簡単だとは知りませんでした。こんなに楽しそうに遊ぶなら、このロボット作りのセットを買って帰りたいです!」

 

今回のイベントを通して、イベントの目的である、“ものづくりとグラフィカルシステム開発の楽しさ”を、子供たちはもちろん、お父さんたちにも十分伝えられたように思います。日本NIでは、このような活動を通じて将来のエンジニアを育成することに少しでも貢献できればと、日々願っております。今後も、このように楽しく学べる機会を提供していきたいと思います。

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代表取締役の池田から子供たちに記念写真とLEGO認定証が授与されました