You are here

Engineering Impact Award Japan 2015

優秀アプリケーションが決定!

Engineering Impact Award Japan (旧名称:グラフィカルシステム開発コンテスト)とは、ナショナルインスツルメンツ(NI)製のソフトウェア・ハードウェアを使用したアプリケーションを、全国のユーザより募り、技術、コスト、革新性等の面から 審査するコンテストです。本コンテストの最優秀作品は2016年に開催されるNI米国本社主催の“Engineering Impact Award”に日本代表作品として出品されます。

また、各部門の入賞者には豪華賞品が贈られると共に、応募作品をユーザ事例として、弊社のイベントやWebサイト、パンフレット等、各方面で紹介いたします。

企業のイメージアップや製品の販売促進、また研究成果発表の場を広げる絶好の機会です。

2015年度結果発表

本コンテストで入賞された作品を紹介致します。受賞作品は
ユーザー事例としてご紹介しております。

 

審査・評価基準

  1. NI のソフトウェア、ハードウェアの特長を最大限に活用したアプリケーションか
  2. そのアプリケーションは課題解決に役立っているか
  3. 開発時間の短縮、コスト削減、品質の向上につながっているか
  4. 革新的なアプリケーションか

最優秀賞       

 

国立研究開発法人 電子航法研究所 監視通信領域 二ッ森 俊一氏

「LabVIEWとNI FlexRIOを用いた滑走路異物探知用ミリ波レーダの研究開発」

電子航法研究所では、航空機の安全に寄与するための技術として、滑走路面上の小異物を探知するミリ波レーダの研究開発を実施しています。ミリ波レーダは波長の短いミリ波の特性を活かした高分解能なレーダ画面を得ることが可能である一方、その信号処理は膨大なデータ量を演算する必要があります。本事例では、PXIプラットフォーム、 FlexRIO、デジタイザアダプタモジュールを用いることで、リアルタイムでレーダ信号をFPGA高速演算し、従来にない高スループットのレーダスコープ描画を実現しています。

【受賞者のコメント】

「今回の受賞についてまず関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。弊所では航空機の安全に寄与するための技術として滑走路面上の小異物を探知するミリ波レーダの研究開発を実施していています。ミリ波レーダは波長の短いミリ波の特性を活かした高分解能なレーダ画面を得ることが可能である一方、その信号処理は膨大なデータ量を演算する必要がありますが、本作品ではPXIプラットフォームおよびNI FlexRIOとデジタイザアダプタモジュールを用いることで、リアルタイムでレーダ信号をFPGAにより高速演算し、従来にない高スループットのレーダシステムを短期間かつ低コストで実現することができました。今後、ミリ波レーダのフロントエンド装置を複数化し、FlexRIOモジュールを増設した上で、滑走路上において実証実験を実施する予定ですが、これまで開発したプログラムを再活用することでスケーラビリティに優れたシステムを迅速に開発できると考えています。」 

 

一般部門 優秀賞

 

高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所 井波 暢人氏、武市 泰男氏、小野 寛太氏

「CompactRIOを用いたコンパクトなX線顕微鏡の開発」

2011年に発生した東日本大震災以降、人々の意識の変化、電力供給等の問題から様々なところで省エネルギー化が進められており、これに伴って各種装置のエネルギー効率を上げる取り組みがなされています。モーターの主要部品である永久磁石には、レアメタルやレアアースなどが使用されていますが、これらの使用量を抑えつつ性能を上げるためには、その構造を詳しく知る必要があります。数マイクロメートルから数ナノメートル範囲の局所構造解析が必須ですが、電子顕微鏡では磁石材料研究に重要な磁区構造を調べることが困難です。本事例では、磁石材料の詳細な解析を行うため、偏光された放射光を用いたX線顕微鏡の開発について詳しく解説しています。

【受賞者のコメント】

「この度、我々の顕微鏡システムについて優秀賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。研究者にとってLabVIEWの素晴しいところは、制御・計測システム構築に割く時間を最小限に抑えて、研究活動に時間を割り当てることができることかと思います。顕微鏡製作プロジェクトを始めた当初は、FPGAを用いてどのようにシステム全体を構築すれば良いか分からず漠然としていましたが、LabVIEW FPGAと出会えたことにより、GUIで簡単に処理を実装することができ、その後はスムーズにプロジェクトを進める事ができました。LabVIEWを用いることで、製作した我々だけではなく、他の方にも分かり易いシステムを構築できたと自負しております。我々のグループメンバーのみならず、NIスタッフの方々にもさまざまな手助けを頂き、大変感謝しております。今後も、NI製品を用いて先駆的研究を進めていきたいと考えております。」

 

学生部門 優秀賞

 

東京大学生産技術研究所加藤千幸室  小林 典彰氏

「翼面の多点圧力と翼騒音の同期計測システム」

本事例では、風洞実験における各種計測内容について、アナログ信号の集録と計測地点を移動するトラバース装置の制御を行うシステムをCompactDAQとLabVIEWを用いて構築しました。本システムの特徴は、多点同期計測(最大32点)と多点連続自動計測(および両者を組み合わせた多点同期連続自動計測)を可能にしている点であり、総時間短縮による実験条件の変化を最小限に留める質の高い計測を可能にしています。また、計測後の処理もLabVIEWを活用し、TDMS形式での計測データの保存と処理を行うことで、計測データの取り扱いが容易になりました。さらに、本システムの開発に際しては既存の設備を活用し、機材の追加購入が全くなく、費用を最小限に抑えることができました。

【受賞者のコメント】

「この度は、学生部門の優秀賞を頂き、大変光栄に思っております。流体工学の分野では、抵抗や騒音の低減が急務となっています。今回開発したシステムは、高精度なデータを得る風洞実験を高効率で行うことをサポートするものです。今後もこれらの実験・計測を通して、流体による抵抗や騒音の発生メカニズムを明らかにし、環境負荷の少ない製品開発に貢献できることを目指して研究を続けてまいります。」

 

 

沢山のご応募、ありがとうございました。その他の応募作品につきましては順次ご紹介いたします。